ゲーム実況や雑談配信を始めるなら、マイクは映像以上に視聴者の印象を左右します。しかし、USBマイクは種類が多く、コンデンサー型とダイナミック型、単一指向性、USBとXLRの違いなど、初めて選ぶ人には分かりにくい部分もあります。
結論からいうと、総合力ならSHURE MV7+、ゲーム配信の操作性ならElgato Wave:3 MK.2、音質と付属品のバランスならRØDE NT-USB+がおすすめです。この記事では、1万円以下の入門モデルから将来性のあるUSB/XLR両対応モデルまで、配信環境に合わせて比較します。
USBマイク配信の選び方・評価基準
USB接続なら配信初心者でも始めやすい
USBマイクは、基本的にPCとケーブルで接続するだけで使えるタイプです。別途オーディオインターフェースを用意する必要がないため、購入後の設定が比較的簡単です。WindowsとmacOSの両方に対応する製品が多く、OBSなどの配信ソフトから入力デバイスとして選べば音声を取り込めます。
一方、USB端子の形状は製品によって異なります。最近はUSB-Cが中心ですが、付属ケーブルがUSB-A接続の場合もあります。ノートPCの端子が少ない人は、購入前にケーブルとPCの端子を確認してください。
コンデンサー型とダイナミック型を使い分ける
コンデンサー型は声の細かなニュアンスを拾いやすく、雑談、歌、ナレーションに向いています。その反面、キーボード音、エアコン、部屋の反響まで入りやすい傾向があります。静かな部屋で、マイクから口元までの距離を安定させられる人に適しています。
ダイナミック型は口元の声を狙いやすく、周囲の音を抑えやすいタイプです。生活音がある部屋や、ゲーム実況でキーボードを操作する環境では扱いやすいでしょう。声をきれいに録るには、コンデンサー型より近い距離で話す必要があります。
| 比較項目 | コンデンサー型 | ダイナミック型 |
|---|---|---|
| 声の細かな表現 | 得意 | 標準的 |
| 周囲の生活音 | 拾いやすい | 抑えやすい |
| 推奨マイク距離の目安 | 15〜30cm | 5〜15cm |
| 向いている配信 | 歌・雑談・ナレーション | ゲーム実況・トーク |
| 部屋の反響への強さ | 弱め | 比較的強い |
指向性はまず単一指向性を選ぶ
指向性とは、マイクがどの方向から音を拾いやすいかを示す特性です。1人で配信するなら、正面の声を中心に拾う単一指向性(カーディオイド)が基本です。背面や側面の音をある程度抑えられるため、PCファンやスピーカーの音が入りにくくなります。
4種類の指向性を切り替えられるモデルは、2人の対談や複数人の収録にも使えます。ただし、指向性を増やせば音質が自動的に良くなるわけではありません。1人配信だけなら、単一指向性に絞ったモデルのほうが操作に迷いにくい場合もあります。
ミュート・ゲイン・ヘッドホン端子を確認する
配信中に便利なのが、本体のミュートボタンです。咳やくしゃみ、宅配便への応対など、音を一時的に消したい場面でOBSを操作するより素早く対応できます。タッチ式は軽く触れるだけで操作できますが、誤操作が気になる人は物理ボタンやノブ式を選ぶと安心です。
ゲインはマイクの入力感度を調整する機能です。上げすぎると音割れし、下げすぎると声が小さくなります。ヘッドホン端子があれば、PCを経由しないダイレクトモニタリングに対応でき、遅延の少ない状態で自分の声を確認できます。
予算は本体だけでなく周辺機器も含める
配信向けUSBマイクの価格は、5,000円以下、7,000〜15,000円、1万5,000〜3万円、3万円以上が大きな目安です。1万円以下でも十分に聞き取りやすい製品はありますが、ミュートやゲイン調整、ヘッドホン出力などの機能は限られることがあります。
机に置くスタンドが付属していても、キーボードの振動を拾うことがあります。マイクアーム、ショックマウント、ポップガードを買い足す場合は、本体価格に3,000〜15,000円程度を加えると考えておくと予算を組みやすいでしょう。
USBマイク配信に強い人気ブランド
SHUREは話し声と将来性を重視する人向け
SHUREは、放送・音楽制作の現場でも知られるオーディオブランドです。配信用では、口元の声をしっかり捉えやすいダイナミック型と、USB/XLR両対応モデルが強みです。USBで手軽に始めたあと、オーディオインターフェースを導入してXLR接続へ移行できます。
代表モデルはSHURE MV7+、SHURE MV7です。価格帯はおおむね2万5,000〜4万5,000円程度で、入門用としては高めですが、生活音対策と拡張性を両立したい人に向いています。
Elgatoはゲーム配信の音声管理が得意
Elgatoは、ゲーム配信向けのキャプチャー機器や照明、マイクを展開しています。Waveシリーズは、マイク単体の音質だけでなく、ゲーム音、通知音、通話音声をソフトウェア上でまとめて管理しやすい点が特徴です。
代表モデルはElgato Wave:3 MK.2、Elgato Wave:1です。価格帯は1万5,000〜3万円程度が目安です。OBSを使ったゲーム配信で複数の音源を調整したい人に適しています。
RØDEは音質と収録の幅を広げたい人向け
RØDEは、ポッドキャストや映像制作向けのマイクで定評があります。USBマイクでもヘッドホンモニターやDSP、ポップフィルターなどを備えた製品があり、配信だけでなくナレーションや動画収録にも使いやすい構成です。
代表モデルはRØDE NT-USB+、RØDE NT-USB Mini、RØDE PodMic USBです。価格帯は1万2,000〜3万2,000円程度。声の質感を重視し、長く使えるマイクを探す人に向きます。
オーディオテクニカは定番の安心感がある
オーディオテクニカは、ヘッドホンやマイクを幅広く扱う国内ブランドです。ATシリーズは、声を明瞭に収録しやすく、雑談やナレーションに使いやすい傾向があります。国内で情報を探しやすく、初めての録音機器でも設定を確認しやすいのが利点です。
代表モデルはオーディオテクニカ AT2020USB-X、オーディオテクニカ ATR2100x-USBです。価格帯は9,000〜2万2,000円程度。なお、販売時期によって在庫や取り扱いが変わるモデルもあるため、購入前に販売状況を確認しましょう。
HyperXはゲーミングデスクとの相性を重視
HyperXは、ゲーミングヘッドセットやキーボードなどで知られるブランドです。QuadCastシリーズはRGBライティングやタップ式ミュートを搭載したモデルがあり、カメラに映る配信環境を整えたい人から支持されています。
代表モデルはHyperX QuadCast 2 S、HyperX SoloCast 2です。価格帯は7,000〜3万5,000円程度と幅があります。見た目や操作性を重視する人には魅力的ですが、静かな音質だけを求める場合は機能が過剰になることもあります。
| ブランド | 特徴 | 価格帯の目安 | こんな人向け |
|---|---|---|---|
| SHURE | 声に厚みを出しやすくUSB/XLR対応 | 2万5,000〜4万5,000円 | 将来も使いたい人 |
| Elgato | 配信音声をソフトで管理しやすい | 1万5,000〜3万円 | ゲーム配信者 |
| RØDE | 音質と収録用途の幅が広い | 1万2,000〜3万2,000円 | 動画・ナレーションにも使う人 |
| オーディオテクニカ | 明瞭な音と定番の安心感 | 9,000〜2万2,000円 | 雑談・歌配信の初心者 |
| HyperX | RGBやミュートなど操作性が良い | 7,000〜3万5,000円 | ゲーミング環境を重視する人 |
USBマイク配信おすすめランキングTOP10
第1位: SHURE SHURE MV7+
USB-CとXLRの両方に対応するダイナミック型で、生活音のある部屋でも話し声を前に出しやすいのが選定理由です。USB接続時は専用ソフトでオートレベル、コンプレッサー、リミッター、ノイズ処理などを調整できます。マイク本体のタッチ操作とヘッドホン出力も、配信中の使いやすさにつながります。
気になる点は、USBマイクとしては価格が高く、マイクアームやスタンドを別に用意するケースがあることです。口元から5〜15cm程度まで近づけて使うため、机の奥に置いて遠くから話す使い方には向きません。
- 価格帯の目安:3万5,000〜4万5,000円程度
- 接続:USB-C・XLRの両対応
- タイプ:ダイナミック型
- モニター:3.5mmヘッドホン出力
ゲーム実況、雑談、ポッドキャストを1台で始め、将来は本格的な音声環境へ移行したい人におすすめです。予算に余裕があるなら、最初から買い替えにくいモデルを選ぶ価値があります。
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第2位: Elgato Elgato Wave:3 MK.2
ゲーム配信に必要な機能をまとめて扱いやすいUSBコンデンサーマイクです。Clipguardによる音割れ対策や、Wave Linkによる音声ルーティングに対応し、ゲーム音とマイク音のバランスを調整しやすい点を評価しました。ミュート、ゲイン、ヘッドホン音量を本体で操作できるのも便利です。
コンデンサー型なので、キーボード音や空調音、部屋の反響を拾いやすい点は注意が必要です。マイクを口元に近づけ、背後のノイズを減らし、必要に応じてOBSのノイズ抑制を組み合わせると扱いやすくなります。
- 価格帯の目安:1万5,000〜2万9,000円程度
- タイプ:コンデンサー型
- 機能:Clipguard、ミュート、ゲイン調整
- 用途:ゲーム実況、雑談、配信音声のミックス
OBSでゲーム音、ボイスチャット、通知音まで整理したい人におすすめです。ソフトの設定に少し慣れる必要はありますが、配信の音作りを細かく管理したい人には心強いモデルです。
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第3位: RØDE RØDE NT-USB+
声の明瞭さと収録の幅を重視する人に適したUSBコンデンサーマイクです。USB-C接続、低ノイズのプリアンプ、DSPによるコンプレッサーやノイズゲート、ゼロレイテンシーのヘッドホン出力を備えています。ポップフィルターとデスクスタンドが付属するため、追加購入を抑えやすい点も選びました。
感度が高いぶん、静かな部屋でマイク距離を一定に保つことが重要です。机の振動や反響が気になる場合は、付属スタンドだけでなくアームや防振対策を検討してください。
- 価格帯の目安:2万5,000〜3万2,000円程度
- タイプ:コンデンサー型
- 接続:USB-C
- 付属品:ポップフィルター、デスクスタンド
雑談や歌、ナレーション、動画収録まで1本で対応したい人におすすめです。ゲーム実況だけでなく、配信外の音声制作にも使うなら、価格に見合う活用範囲があります。
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第4位: オーディオテクニカ オーディオテクニカ AT2020USB-X
AT2020シリーズの音質を受け継ぐ単一指向性コンデンサーマイクです。USB-C、ヘッドホン出力、ダイレクトモニタリング、タッチ式ミュートを備え、雑談やナレーションで声を明瞭に届けやすい構成です。USB-A変換用の付属品がある製品構成も、PCを選びにくい理由です。
- 価格帯の目安:1万8,000〜2万2,000円程度
- タイプ:コンデンサー型
- ミュート:タッチセンサー
- 録音:最大24bit/96kHz対応
音質を重視する雑談配信者や、歌配信を始めたい人に向いています。コンデンサー型のため、生活音が多い部屋では設置位置とゲイン調整が欠かせません。販売時期によって在庫状況が変わる場合があります。
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第5位: Logicool G/Blue Logicool G Blue Yeti X
4種類の指向性を切り替えられる大型USBコンデンサーマイクです。1人配信の単一指向性だけでなく、対談向けの双指向性や複数人向けの設定にも対応できます。本体のゲインノブと入力レベルメーターで、音量を確認しながら調整しやすい点が魅力です。
- 価格帯の目安:1万8,000〜2万5,000円程度
- 指向性:約4パターン
- タイプ:コンデンサー型
- 操作:ゲインノブ、入力レベルメーター
複数人の収録や用途変更を考えている人に向きます。本体が大きく、キーボード音や空調音も拾いやすいので、狭いデスクや騒がしい部屋では優先度が下がります。
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第6位: HyperX HyperX QuadCast 2 S
RGBライティングと多機能性を重視したゲーミング向けUSBマイクです。4種類の指向性、タップ式ミュート、ヘッドホン出力、ゲイン調整などを備え、カメラに映る配信環境を華やかにできます。32bit/192kHz対応をうたう高解像度モデルですが、通常のライブ配信では数値だけで音質が決まるわけではありません。
- 価格帯の目安:2万8,000〜3万5,000円程度
- 指向性:約4パターン
- ミュート:タップ式
- 特徴:RGBライティング、モニターミックス
見た目と操作性を大切にするゲーム配信者におすすめです。音質だけを優先する人や、机が狭い人には、より小型の製品のほうが使いやすいでしょう。
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第7位: HyperX HyperX SoloCast 2
1万円以下で配信を始めたい人に適した、シンプルなUSBコンデンサーマイクです。USB-C接続、天面タップ式ミュート、内蔵ショックマウント、ポップフィルターを備え、複雑な操作なしで使い始められます。小型なので、ノートPCを置いたデスクでも圧迫しにくいでしょう。
- 価格帯の目安:7,000〜9,000円程度
- タイプ:コンデンサー型
- 操作:タップ式ミュート
- 接続:USB-C
初めての配信用マイクや、内蔵マイクからの買い替えにおすすめです。指向性の切り替えや細かな本体調整はできないため、音作りを細かく追い込みたい人には上位モデルが向いています。
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予算1万円前後で迷うなら、まずはSoloCast 2のようなシンプルなモデルで始めるのも有力です。配信頻度が上がってからアームや音声処理に予算を回すほうが、使わない機能にお金をかけずに済みます。
第8位: FIFINE FIFINE AmpliTank K688
USB-CとXLRの両方に対応するダイナミック型です。1万円前後でUSBから始めながら、将来オーディオインターフェースへ移行できるのが大きな強みです。カーディオイド指向性、ミュート、ゲイン調整、ヘッドホンモニタリングにも対応しています。
- 価格帯の目安:8,000〜1万2,000円程度
- タイプ:ダイナミック型
- 接続:USB-C・XLR
- 用途:ゲーム実況、トーク配信
生活音やキーボード音が気になる部屋で、価格と拡張性を両立したい人におすすめです。口元から5〜15cm程度の近距離で話す運用が基本なので、マイクアームを置けるスペースを確保してください。
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第9位: SHURE SHURE MV7
話し声に厚みを出しやすいUSB/XLR両対応のダイナミックマイクです。専用ソフトによる音声調整とヘッドホンモニタリングに対応し、ポッドキャストや雑談配信で使いやすい設計です。後継モデルの機能が魅力的でも、価格差が大きい場合はMV7を選ぶ意味があります。
- 価格帯の目安:2万5,000〜3万5,000円程度
- タイプ:ダイナミック型
- 接続:USB・XLR
- 向く距離:口元から約5〜15cm
騒音のある部屋で落ち着いたトーク配信をしたい人に向いています。スタンドが別売りになる場合があるため、本体だけでなく設置費用も確認しましょう。
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第10位: RØDE RØDE NT-USB Mini
省スペースと音質のバランスに優れた小型USBコンデンサーマイクです。単一指向性、ヘッドホン出力、内蔵マグネット式マウントを備え、狭いデスクでも設置しやすい構成です。会議、配信、ナレーションを1台で兼用したい人にも使いやすいでしょう。
- 価格帯の目安:1万2,000〜1万6,000円程度
- タイプ:コンデンサー型
- 特徴:小型筐体、内蔵マウント
- モニター:ヘッドホン出力
机の奥行きが限られる人や、マイクを使わないときに片付けたい人におすすめです。本体ゲインノブや指向性の切り替えはないため、配信中に手元で細かく調整したい人は別モデルを選びましょう。
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USBマイク配信おすすめランキング比較表
| 順位 | 商品名 | 特徴 | 価格帯の目安 |
|---|---|---|---|
| 1位 | SHURE MV7+ | 生活音に強くUSB/XLR対応 | 35,000〜45,000円 |
| 2位 | Elgato Wave:3 MK.2 | 配信音声のミックスに強い | 15,000〜29,000円 |
| 3位 | RØDE NT-USB+ | 音質と付属品のバランス | 25,000〜32,000円 |
| 4位 | オーディオテクニカ AT2020USB-X | 明瞭な声と本体ミュート | 18,000〜22,000円 |
| 5位 | Logicool G Blue Yeti X | 指向性を4種類から選べる | 18,000〜25,000円 |
| 6位 | HyperX QuadCast 2 S | RGBと多機能性 | 28,000〜35,000円 |
| 7位 | HyperX SoloCast 2 | 1万円以下の入門機 | 7,000〜9,000円 |
| 8位 | FIFINE AmpliTank K688 | 低価格のUSB/XLR対応 | 8,000〜12,000円 |
| 9位 | SHURE MV7 | トーク向けの厚い音 | 25,000〜35,000円 |
| 10位 | RØDE NT-USB Mini | 省スペースで扱いやすい | 12,000〜16,000円 |
価格は販売店やセール、在庫状況によって変動します。特に生産終了や世代交代があるモデルは、購入時点で付属品と価格を確認してください。ランキングは、配信での聞き取りやすさ、生活音への対応、操作性、拡張性、価格のバランスで評価しています。
迷った場合は、静かな部屋ならWave:3 MK.2やNT-USB+、生活音が気になるならMV7+やAmpliTank K688、予算を抑えるならSoloCast 2から選ぶと判断しやすいです。
USBマイクを快適に使うコツと組み合わせたいアイテム
マイクは口元に近づけ、正面から話す
マイクは机の端に置いて遠くから拾わせるより、口元から15cm前後に設置するほうが声を大きく明瞭にできます。ダイナミック型なら5〜15cm、コンデンサー型なら15〜30cm程度を目安にし、実際の音を聞きながら調整してください。
マイクの正面は製品によって異なります。側面にカプセルがあるタイプを上から話しかけると、音量が小さくなったり、こもったりします。製品のマークや説明書で正面を確認しましょう。
マイクアームは振動とデスクの狭さに有効
マイクアームを使うと、キーボードから距離を取りながら口元にマイクを固定できます。机に直接置くスタンドより、机を叩いた振動やマウス操作の音が伝わりにくくなる場合があります。
ただし、アームはクランプで机を挟むため、天板の厚みや背面のスペースを確認してください。価格は3,000〜1万5,000円程度が目安です。重いマイクには耐荷重の大きい製品を選び、締め付けすぎで机を傷めないようにしましょう。
ポップガードとショックマウントを使い分ける
「ぱ」「た」などの破裂音を抑えるなら、マイクと口の間にポップガードを置きます。価格は1,000〜5,000円程度が目安です。マイク本体に近づけすぎると効果が弱くなるため、口元から数cm離して設置します。
ショックマウントは、机やアームから伝わる振動を抑える部品です。すでに内蔵ショックマウントを備えた製品もあるため、購入前に付属・内蔵状況を確認してください。周辺機器を先に買いそろえるより、まずマイクの位置と距離を整えるほうが改善を実感しやすいケースもあります。
OBSでは入力音量とフィルターを順番に調整する
OBSに接続したら、最初に音声入力デバイスとしてUSBマイクを選びます。次に、普段の声で話したときにメーターが赤く振り切れないよう、マイク本体またはOS側の入力音量を調整します。大声を出したときも赤くならない余裕を残すのがポイントです。
その後、必要に応じてノイズ抑制、ノイズゲート、コンプレッサーを追加します。最初から強くかけると、語尾が切れたり声が不自然になったりします。設定前と設定後を録音して聞き比べると、視聴者にとって聞きやすい音を判断しやすくなります。
USBマイク配信でよくある失敗と回避策
生活音を消そうとしてゲインを上げすぎる
声が小さいときにゲインを上げるだけでは、声と一緒にキーボード音や空調音も大きくなります。まずマイクを口元へ近づけ、マイクの向きを正しく合わせてください。そのうえで入力音量を調整し、必要ならノイズゲートを使います。
- マイクを口元から5〜30cm程度に置く
- PCのファンやスピーカーから距離を取る
- キーボードをマイクの正面に置かない
- ゲインを上げる前に声の距離を見直す
音割れを配信開始後に気づく
自分のヘッドホンでは音割れが分かりにくく、配信アーカイブを見て初めて気づくことがあります。叫び声やゲームの盛り上がりを想定してテスト録音し、入力メーターが赤くならない余裕を確保しましょう。音割れ防止機能があるモデルでも、設置や入力設定を確認する必要があります。
コンデンサー型を静かでない部屋に置く
コンデンサー型は高音質になりやすい反面、部屋の反響や生活音を拾います。マンションで隣室の音が気になる、キーボードを強く打つ、エアコンを止められないといった環境では、ダイナミック型のほうが調整しやすい場合があります。
本体価格だけで予算を決める
マイクアームやポップガード、USBケーブルが必要になると、購入総額は本体価格より高くなります。特に3万円以上のマイクを選ぶ場合は、設置用品に5,000〜1万5,000円程度かかる可能性も含めて検討してください。
USBならどの機器でも使えると思い込む
PCでは使えても、スマートフォンやゲーム機では端子、電力、対応状況の確認が必要です。PS5はUSBオーディオ機器に対応する場合がありますが、製品や接続方法によって認識しないことがあります。スマホでは変換アダプターや給電が必要になるケースもあるため、購入前にメーカーの対応情報を確認しましょう。
まとめ
- 総合力で選ぶなら、SHURE MV7+が有力です
- ゲーム配信の音声管理を重視するならElgato Wave:3 MK.2が向いています
- 音質と付属品のバランスならRØDE NT-USB+が使いやすいです
- 生活音が気になる部屋では、ダイナミック型を優先すると調整しやすくなります
- 1万円以下でも配信は始められますが、マイク距離とOBS設定が音質を大きく左右します
まずは自分の部屋の騒音、予算、配信内容を決め、ランキング表から2〜3機種に候補を絞って、必要なスタンドやアームを含めた総額で比較してみてください。