モニターの位置を軽い力で動かしたいなら、ガススプリング式のモニターアームが有力です。高さや奥行きを調整しやすく、デスクの上も広く使えます。一方で、モニター重量に対して耐荷重が合っていないと、画面が下がったり、お辞儀したりすることがあります。
結論から言うと、初めて選ぶならPixio PSW1S、32インチなど重量級ならサンワダイレクト 100-LAC003、価格と標準的な使いやすさのバランスならHUANUO HNSS31Bがおすすめです。この記事では、ガス式とメカニカル式の違い、耐荷重、VESA、机への固定方法を確認しながら、シングル・デュアル対応モデルを比較します。
モニターアーム ガススプリングの選び方と評価基準
ガススプリング式とメカニカル式の違い
ガススプリング式は、内部のガス圧を利用してモニターの重さを支えるタイプです。関節のネジを緩めれば、画面を上下・前後へ比較的スムーズに動かせます。Web会議では高め、作業時は低めというように、姿勢や用途に合わせて位置を変える人に向いています。
メカニカルスプリング式は、金属バネの張力で支える構造です。製品によっては構造がシンプルで、長期間使いやすい点が魅力です。ただし、モニターを交換したときや重量が変わったときは、張力調整が必要になる場合があります。
| 比較項目 | ガススプリング式 | メカニカルスプリング式 |
|---|---|---|
| 動かしやすさ | 上下・前後を頻繁に変える用途向け | 一度決めた位置で使う用途向け |
| 重量調整 | ガス圧調整ネジで合わせる | バネの張力を調整する |
| 価格の目安 | 約4,000〜18,000円 | 約3,000〜15,000円 |
| 向いている人 | 姿勢や画面位置を変える人 | 位置を固定して使う人 |
デスクワーク中に画面を何度も動かすならガス式、位置をほとんど変えないならメカニカル式でも十分です。ガス式だから常に優れているわけではなく、使い方で選ぶことが大切です。
耐荷重はモニター重量ぴったりを避ける
最重要なのが耐荷重です。モニター本体の重量は、スタンドを外した状態で確認します。製品仕様に「1〜9kg」とある場合、9kgのモニターを常用するのではなく、できれば上限より1〜2kg軽い製品を選ぶと調整しやすくなります。
たとえば本体が6.5kgなら、耐荷重2〜9kgのアームは候補になります。反対に、耐荷重2〜6.5kgの製品では上限に近いため、画面の沈みや関節の硬さが出る可能性があります。
| モニター本体の重量 | 選びたい耐荷重の目安 | 選び方 |
|---|---|---|
| 2〜4kg | 1〜6kg前後 | 24〜27インチの軽量モデル向け |
| 4〜6kg | 1〜9kg前後 | 27インチの標準的なモニター向け |
| 6〜8kg | 1.5〜12kg前後 | 32インチや重量級モデル向け |
| 8kg以上 | 12kg以上を含めて確認 | 大型・曲面モニターは余裕を重視 |
耐荷重の下限も確認してください。軽いモニターに対して強すぎるアームを選ぶと、画面が上がってしまったり、動きが硬くなったりします。
対応インチ数とVESA規格を確認する
インチ数は、アームが画面の大きさに対応できるかを見る目安です。24〜32インチ対応の製品でも、32インチの曲面モニターを2台並べると、アーム同士や壁に干渉する場合があります。インチ数だけでなく、モニター背面のVESA穴と重量を確認しましょう。
VESA規格は、モニター背面にあるネジ穴の間隔です。一般的なモニターアームでは100×100mmまたは75×75mmに対応する製品が多いものの、購入前にモニター側とアーム側の仕様を照合してください。背面が特殊なモニターは、専用の取り付け部品が必要になることもあります。
チェックする項目は次のとおりです。
- モニター本体の重量。スタンドを外した状態で確認
- 画面サイズ。24〜27インチか、32インチ以上か
- VESA穴の縦・横の間隔
- 電源端子や映像端子がアームに干渉しないか
- 曲面モニターの場合、奥行きと重心が大きすぎないか
クランプ式とグロメット式を使い分ける
クランプ式は、机の天板を上下から挟んで固定する方式です。穴あけ不要で取り付けやすく、賃貸住宅や既存のデスクに向いています。ただし、天板の端に十分なスペースが必要です。背面に壁や棚が近い机では、クランプを締めにくいことがあります。
グロメット式は、天板に開けた穴や配線用の穴を使い、ボルトで固定します。接地面を広く取りやすく、しっかり固定したい人に適しています。一方で、机に穴がない場合は加工が必要です。
天板の厚さは製品によって異なりますが、購入前に対応厚さを必ず確認し、薄い天板や中空構造の天板では補強プレートも検討してください。見た目が頑丈でも、机そのものがたわむと画面が揺れます。
可動範囲とケーブル処理も見る
ガススプリング式は上下移動が注目されがちですが、前後の可動範囲も重要です。モニターを近づけて集中したい人、奥へ押し込んでデスクを広くしたい人は、アームの関節数と伸縮範囲を確認しましょう。
チルトは画面の上下角度、パンは左右方向、ピボットは縦回転を指します。縦長の資料やチャットを読むならピボット対応が便利です。ケーブル収納カバーがある製品なら、電源ケーブルや映像ケーブルをアームに沿わせられ、机の上がすっきりします。
モニターアームに強い人気ブランド
Pixio:デザインと価格のバランスを重視
Pixioはゲーミングモニターを中心に、デスク周辺機器も展開するブランドです。WAVEシリーズのモニターアームは、黒だけでなく白系やパステル系の色を選びやすく、デスクの雰囲気を整えたい人に向いています。1万円前後の価格帯で、ガススプリング式の滑らかな操作感を狙えるのが強みです。
代表モデルはPSW1S Monitor Arm Single、PSW1D Monitor Arm Dualです。シングルは24〜32インチ前後のモニター、デュアルは2画面環境を検討する人に適しています。価格の目安はシングルが8,000〜9,000円程度、デュアルが14,000〜18,000円程度です。
サンワサプライ:国内定番として選びやすい
サンワサプライは、パソコン周辺機器を幅広く扱う国内ブランドです。モニターアームは低価格帯から高耐荷重モデルまで選択肢があり、仕様を確認しながら選びやすい点が魅力です。初めての取り付けで、説明書や交換部品の入手性を重視する人にも向きます。
代表モデルには100-LAC003、CR-LAC1405BK、100-LACD009があります。シングル、標準的なガス式、デュアルまで用途を分けて選べます。価格はシングルで3,800〜5,000円程度、デュアルで約20,000円前後が目安です。価格や在庫は販売店によって変動します。
HUANUO:低予算で標準的な機能をそろえやすい
HUANUOはモニターアームやデスク周辺機器を多く展開するブランドです。クランプ式とグロメット式に対応する製品があり、机の設置環境に合わせやすい点が特徴です。24〜32インチ程度の一般的なモニターを、できるだけ予算を抑えて動かしたい人に適しています。
シングルではHNSS31B、デュアルではHNDS6が代表候補です。価格の目安はシングルが5,700〜6,300円程度、デュアルが6,700〜8,500円程度。低価格モデルほど、関節の硬さやガス圧調整のしやすさに個体差が出ることがあるため、重量の余裕を持たせて選びましょう。
エレコム:入手しやすさと国内サポートを重視
エレコムは、マウスやキーボード、ケーブルなどで知られる国内ブランドです。モニターアームも一般的なVESA対応モニターと組み合わせやすく、家電量販店や通販で探しやすいのがメリットです。大手メーカー品を選びたい初心者に向いています。
代表モデルはDPA-SS02BKやDPA-SS07BKです。ただし、DPA-SS07BKは販売終了表示があるため、購入時は在庫や後継モデルを確認してください。価格は現行のシングルモデルで5,000〜18,000円程度まで幅があります。
グリーンハウス:白系やデュアル構成にも対応
グリーンハウスは、ディスプレイやPC周辺機器を手がけるブランドです。ガススプリング式では、シングルとデュアルの両方を選びやすく、白系デスクに合わせやすいモデルもあります。モニターの前後位置まで調整したい人は、4軸タイプを確認するとよいでしょう。
代表モデルはGH-AMDP1-WHとGH-AMDP2Hシリーズです。シングルは6,000〜7,000円程度、デュアルは12,000〜18,000円程度が目安です。2台設置ではアームの耐荷重だけでなく、机の剛性と左右のスペースも確認してください。
| ブランド | 特徴 | 価格帯の目安 | こんな人向け |
|---|---|---|---|
| Pixio | 色と操作感のバランス | 8,000〜18,000円 | デザインも重視したい人 |
| サンワサプライ | 低価格から高耐荷重まで幅広い | 3,800〜20,000円前後 | 国内定番から選びたい人 |
| HUANUO | 標準機能を低予算で搭載 | 5,700〜8,500円 | コスパ重視の人 |
| エレコム | 入手しやすく選びやすい | 5,000〜18,000円 | 大手ブランドを選びたい人 |
| グリーンハウス | 白系・デュアルも選びやすい | 6,000〜18,000円 | 2画面や色を重視する人 |
モニターアーム ガススプリングおすすめランキングTOP10
第1位: Pixio PSW1S Monitor Arm Single / PS1S Wave
17〜32インチ、1〜9kgのモニターに対応するシングル用ガススプリング式です。クランプ式とグロメット式の両方に対応し、在宅勤務用の24インチからゲーム用の32インチまで選びやすい仕様です。動きの滑らかさ、価格、カラーバリエーションのバランスを評価しました。
一方、チルト調整が硬く感じられる場合や、机を強く揺らしたときに画面が揺れる場合があります。モニターの重量が上限に近い場合は、設置後にガス圧を丁寧に合わせてください。
- 対応サイズ:約17〜32インチ
- 耐荷重:約1〜9kg
- 取り付け:クランプ式・グロメット式
- 価格の目安:約8,000〜9,000円
初めてガス式を使う人、機能だけでなくデスクの色もそろえたい人におすすめです。1万円以下を中心に探しているなら、まず比較したいモデルです。
🔌 Pixio PSW1S Monitor Arm Single
第2位: サンワダイレクト 100-LAC003 モニターアーム シングル ガス
最大32インチ、1.5〜12kgに対応する高耐荷重タイプです。27〜32インチの大きめモニターや、スタンドを外しても重量があるディスプレイを低予算で設置したい人に向きます。価格は5,000円前後が目安で、12kgまで対応する点が大きな強みです。
高級モデルほどの質感や微調整性能は期待しにくいものの、耐荷重を重視するなら有力候補です。重量モニターでは、アームより先に天板がたわまないかを確認しましょう。
- 対応サイズ:約17〜32インチ
- 耐荷重:約1.5〜12kg
- VESA:75×75mm・100×100mm
- 取り付け:クランプ式・グロメット式
- 価格の目安:約4,980円
32インチを使う人や、モニターの重量が6kgを超える人におすすめです。画面が下がるリスクを抑えるため、上限ぎりぎりではなく余裕を持って使ってください。
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第3位: HUANUO HNSS31B ガススプリング式モニターアーム
13〜32インチ、約2〜9kgのモニターに対応するシングル用です。クランプ式とグロメット式を選べるため、机に穴を開けたくない人と、よりしっかり固定したい人のどちらにも対応しやすいモデルです。
Pixioより安い価格帯で探しやすく、標準的な24〜27インチモニターとの組み合わせに向きます。回転部が硬く感じるケースもあるため、縦画面へ頻繁に変更する人は、設置後の調整しやすさを確認しましょう。
- 対応サイズ:約13〜32インチ
- 耐荷重:約2〜9kg
- VESA:75×75mm・100×100mm
- 取り付け:クランプ式・グロメット式
- 価格の目安:約5,710円
標準サイズのモニターを、価格と機能のバランスで選びたい人におすすめです。初めての1本として候補にしやすいモデルです。
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迷ったときは、モニターの重量を確認してから上位3モデルを比べてください。価格差だけで決めず、机の固定方法とVESA規格まで合えば、購入後の調整が楽になります。
第4位: サンワサプライ CR-LAC1405BK モニターアーム
13〜32インチ、2〜8kgのモニターに対応するガススプリング式シングルアームです。水平空間に対して大きく伸縮する3関節構造で、24〜27インチの一般的なモニターを安く設置したい人に向いています。価格は4,000円前後が目安です。
大型・重量級の曲面モニターより、標準的な画面との組み合わせに適しています。初めて購入する人が仕様を確認しやすい定番候補です。
- 対応サイズ:約13〜32インチ
- 耐荷重:約2〜8kg
- VESA:75×75mm・100×100mm
- 価格の目安:約4,040円
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第5位: JAPANNEXT JN-GC12V ガス式液晶ディスプレイアーム
15〜32インチ、約2〜6.5kgに対応する4軸タイプです。水平・垂直方向に動かしやすく、24〜27インチの標準重量モニターを低予算で可動式にしたい人に向きます。価格は4,500円前後が目安です。
耐荷重上限に近いモニターでは余裕が少なくなるため、5kg台までの本体と組み合わせると選びやすくなります。
- 対応サイズ:約15〜32インチ
- 耐荷重:約2〜6.5kg
- 構造:4軸ガス式
- VESA:75×75mm・100×100mm
- 価格の目安:約4,528円
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第6位: グリーンハウス GH-AMDP1-WH ガススプリング式モニターアーム
最大32インチ、約9kgまで対応するシングル用です。白色デスクに合わせやすい点も魅力です。価格の目安は6,000〜7,000円程度です。
白系のデスク環境で、24〜32インチのモニターをすっきり見せたい人に向いています。大型モニターでは机の剛性も確認してください。
- 対応サイズ:最大約32インチ
- 耐荷重:約9kg
- 価格の目安:約6,000〜7,000円
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第7位: エレコム DPA-SS02BK ディスプレイアーム シングルアーム/ガス式
大手ブランドの製品を選びたい人に向くシングル用ガス式アームです。価格は5,000〜7,000円程度が目安で、モニターの位置を日常的に調整したい在宅勤務環境に適しています。
根元の関節が硬いと感じる場合や、説明書を読みながら組み立てに時間がかかる場合があります。購入前に対応インチ数と耐荷重を販売ページで確認しましょう。
- タイプ:シングル・ガススプリング式
- 価格の目安:約5,000〜7,000円
- VESA対応:製品仕様を確認
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第8位: Pixio PSW1D Monitor Arm Dual
17〜32インチ、各9kgに対応するデュアル用ガススプリング式です。2台分のアームをまとめて設置でき、シングル用とデザインをそろえやすい点が魅力です。価格は14,000〜18,000円程度が目安です。
2台のモニターを左右に並べるだけでなく、片方を縦向きにするなどの構成にも対応しやすいモデルです。ただし、2台分の荷重で机が揺れないか、天板の奥行きが足りるかを確認してください。
- 対応サイズ:約17〜32インチ
- 耐荷重:各約9kg
- 台数:2台
- 価格の目安:約14,000〜18,000円
🔌 Pixio PSW1D Monitor Arm Dual
第9位: HUANUO HNDS6 デュアルモニターアーム
2画面環境をできるだけ低予算で作りたい人向けのガススプリング式です。価格の目安は6,700〜8,500円程度で、在宅勤務と資料閲覧、ゲームと配信画面を分けたい人に適しています。
2台のサイズや重量が異なると左右の高さを合わせにくいことがあります。購入前に、各モニターの重量とアームの対応範囲を確認してください。
- タイプ:デュアル・ガススプリング式
- 価格の目安:約6,700〜8,500円
- 確認事項:2台分の重量と天板の剛性
🔌 HUANUO HNDS6 デュアルモニターアーム
第10位: サンワダイレクト 100-LACD009 モニターアーム デュアル
2画面向けのガススプリング式で、薄型クランプと上から締めやすい構造を特徴とするモデルです。17〜35インチ、合計1〜15kgのモニターに対応します。価格の目安は約19,800円で、机の背面に手を入れにくい環境でも、取り付けやすさを重視したい人に向きます。
2台設置では、アームの性能だけでなく天板の強度が重要です。購入前に、2台のモニター重量の合計が耐荷重に収まるか、対応するVESA規格と付属品を確認しましょう。
- 対応サイズ:17〜35インチ
- 耐荷重:合計約1〜15kg
- VESA:75×75mm・100×100mm
- タイプ:デュアル・ガススプリング式
- 価格の目安:約19,800円
- 特徴:薄型クランプ・上締め対応
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モニターアーム ガススプリングおすすめ比較表
| 順位 | 商品名 | 主な特徴 | 対応サイズ・重量の目安 | 価格帯の目安 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | Pixio PSW1S Monitor Arm Single | デザインと操作感のバランス | 17〜32インチ・1〜9kg | 8,000〜9,000円 |
| 2位 | サンワダイレクト 100-LAC003 | 12kg対応の高耐荷重 | 17〜32インチ・1.5〜12kg | 約4,980円 |
| 3位 | HUANUO HNSS31B | 標準機能と価格のバランス | 13〜32インチ・2〜9kg | 約5,710円 |
| 4位 | サンワサプライ CR-LAC1405BK | 入門向けの標準仕様 | 13〜32インチ・2〜8kg | 約4,040円 |
| 5位 | JAPANNEXT JN-GC12V | 4軸で可動域を確保 | 15〜32インチ・2〜6.5kg | 約4,528円 |
| 6位 | グリーンハウス GH-AMDP1-WH | 白系デスクに合わせやすい | 32インチまで・約9kg | 6,000〜7,000円 |
| 7位 | エレコム DPA-SS02BK | 大手ブランドの安心感 | シングル・VESA対応 | 5,000〜7,000円 |
| 8位 | Pixio PSW1D Monitor Arm Dual | デュアルとデザインを両立 | 17〜32インチ・各9kg | 14,000〜18,000円 |
| 9位 | HUANUO HNDS6 | 2画面を低予算で構築 | デュアル | 6,700〜8,500円 |
| 10位 | サンワダイレクト 100-LACD009 | 上締めしやすいデュアル | 17〜35インチ・合計1〜15kg | 約19,800円 |
※価格は販売店や時期によって変動します。
ガススプリング式を快適に使うコツと組み合わせたいアイテム
ガス圧はモニターを付けてから調整する
ガス圧は、アーム単体ではなくモニターを取り付けた状態で調整します。画面が自然に下がるなら張力が不足し、上へ跳ねるなら強すぎる可能性があります。調整ネジを一度に大きく回さず、少しずつ動かして確認してください。
取り付け直後は、モニターを手で支えながら高さを変えます。いきなり手を離すと、調整前のアームが上がったり下がったりして、端子や机に負荷がかかることがあります。
画面の高さは目線より少し下を基準にする
在宅勤務で長時間使うなら、画面上端が目線と同じか、少し下になる高さから試します。ノートPCを横に置く場合は、外付けキーボードとマウスを使い、モニターとPCの視線差を小さくすると首を動かす量を減らせます。
ゲームでは画面を近づけることがありますが、アームを前へ伸ばすほど揺れやすくなります。必要以上に前へ出さず、デスク奥行きの中央付近で支えると安定しやすくなります。
ケーブルは余裕を持たせて固定する
電源ケーブルや映像ケーブルをアームのケーブルホルダーに固定すると、机の上が整理されます。ただし、可動範囲いっぱいまで動かしたときにケーブルが突っ張らないよう、関節ごとに少し余裕を持たせてください。
USBハブや電源タップを組み合わせる場合も、モニターを上下左右へ動かせる長さを確保します。短すぎるケーブルは、アームの動きを制限するだけでなく、端子に負荷をかける原因になります。
デスクマットや補強プレートを活用する
木製天板や柔らかい素材の机では、クランプの圧力で跡が付くことがあります。クランプ部分に補強プレートを入れると、荷重を分散できます。厚いデスクマットを挟む場合は、クランプの対応厚さを超えないか確認してください。
デュアルモニターでは、アーム本体が耐荷重内でも机が揺れることがあります。モニター2台の重量、アーム本体の荷重、机にかかる力をまとめて考えるのがポイントです。必要なら壁から少し距離を取り、机の脚や背面を補強します。
モニターアームでよくある失敗と回避策
耐荷重の上限だけを見て購入する
最も多い失敗は、モニター重量が耐荷重上限に近い製品を選ぶことです。仕様上は取り付けできても、画面が下がる、角度を保持できない、動かすと急に傾くといった不満につながります。
モニター重量が6kgなら、6.5kg対応より9〜12kg対応を優先するなど、1〜2kg以上の余裕を持たせると調整しやすくなります。軽量モニターの場合は、耐荷重の下限も確認してください。
机の天板だけを確認してクランプを選ぶ
天板の厚さが対応範囲内でも、内部が空洞だったり、背面に補強材がなかったりすると、アームの重さで机がたわむことがあります。特に奥行きの浅いデスクでは、モニターを前へ出したときに揺れが増えます。
クランプを取り付ける前に、机の端から壁までの距離、背面の障害物、ケーブルを通す場所を確認しましょう。グロメット式を選ぶ場合は、穴の直径と位置も先に測ります。
VESA規格だけを見て端子位置を確認しない
VESA穴が合っていても、背面の出っ張りや端子の位置によっては、金具やネジが干渉します。特に薄型モニターや曲面モニターは、背面形状が一般的な製品と異なることがあります。
付属ネジの長さが合わない場合も、無理に締めないでください。長すぎるネジは内部を傷める可能性があります。説明書に記載されたネジとスペーサーを使い、固定後にモニターがぐらつかないか確認します。
ガス式なら画面が絶対に下がらないと思う
ガススプリング式でも、重量が合っていない、ガス圧調整が不十分、関節のネジが緩んでいると画面は下がります。まずモニター重量と耐荷重を確認し、次にガス圧を調整します。それでも保持できない場合は、製品の対応範囲を超えている可能性があります。
また、ガススプリングは消耗部品です。使用環境や頻度で差がありますが、数年単位で動きが変わることがあります。異音、急な沈み、関節のガタつきが出たら、ネジの緩みと荷重を確認し、改善しなければ交換を検討してください。
取り付けを一人で急いでしまう
モニターをアームへ取り付ける作業は、画面を支える人とネジを締める人に分かれると安全です。特に27インチ以上は、片手で支えながら固定するのが難しくなります。
設置後は、次の順番で確認します。
- クランプまたはグロメットの固定状態を確認する
- VESAネジが均等に締まっているか見る
- モニターを軽く動かし、急な沈みや傾きがないか確認する
- ケーブルを接続し、上下左右へ動かして突っ張りがないか見る
- 数日後にもう一度、固定部の緩みを確認する
まとめ
- ガススプリング式は、モニターの高さや前後位置を頻繁に変えたい人に向いている
- 耐荷重はモニター重量ぴったりではなく、1〜2kg以上の余裕を持たせる
- 24〜32インチでは、VESA規格、モニター重量、クランプの対応厚さを購入前に確認する
- 迷ったときは、シングルならPixio PSW1S、重量級ならサンワダイレクト 100-LAC003、標準サイズのコスパならHUANUO HNSS31Bが候補になる
- デュアルモニターでは、アームの耐荷重だけでなく天板の剛性とケーブルの長さも確認する
まずモニター本体の重量、VESA穴の間隔、机の天板厚を測り、条件に合う候補を2〜3台に絞って価格と在庫を比較してみてください。